【八足門】八足門と古代出雲大社の柱跡!出雲大社は超高層神殿だった!?
拝殿でお参りを済ませたら、その裏にある御本殿へと足を進めましょう。すると、御本殿に直接ご対面することはできず、八足門が立ちはだかります。通常はこの八足門の下に賽銭箱が設置されており、ここから御本殿を拝む事になります。この八足門は初詣の三が日か、特別な日にしか開放されません。
この八足門の中に入れたとしても、御本殿には直接拝む事を許されないのですが・・・
八足門の前から考古学的発見!
平安時代、出雲大社はあの東大寺の大仏殿よりも高い、地上48mもの高さがあったといわれていました。これはあくまでも言い伝えであり、真偽のほどはわからないままだったのです。
ですが!!
証拠が出ちゃいました!!
当時の御本殿の柱の証拠が出土。境内の改修工事をしようと地面を掘り返した際に、たまたま見つかったようです。八足門前の写真をもう一度ご覧ください。
丸が3個束になったマークがありますよね。これが古代の御本殿の柱跡です。
3本の丸太を束ねて柱として使っていたらしいです。
知らない人はいなかったであろう大きさ
庶民の間で口ずさみに歌われるような建築だったようですね。出雲大社のすごさと言ったら、鎌倉時代のボーイ&ガールが口ずさみに歌ってしまうほど。
「雲太、和二、京三~♪」
(出雲大社~、東大寺~、大極殿~♪)
※大きい建物を日本一から順番に歌っているようです
現代の建築のプロもうなる凄さ
古代の出雲大社がどんな構造だったのか、日本を代表するスーパーゼネコン「大林組」が本気出して調査してます。
現代のプロの目から見ても相当すごい建築だったようですね。出雲大社横の出雲歴史博物館ではこの大林組が制作した大型の御本殿模型と、発見された柱の実物が常設展示されています。
八足門でこの柱跡を見たら、お帰りルートでぜひ博物館にも立ち寄ってみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。