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タカテルヒメ|高照姫命・高照光姫大神・加夜奈留美命

タカテルヒメ

古事記:記載なし
日本書紀:記載なし
先代旧事本紀:高照光姫大神命
大神分身類社鈔:加夜奈留美命

タカテルヒメの特徴

シタテルヒメと混同!?謎に包まれた女神

タカテルヒメの御神徳・御利益

五穀豊穣、家内安全、事業安定、国家安泰

タカテルヒメの系譜

先代旧事本紀に見える系譜

父:大己貴神おおなもちのかみ

母:高津姫神たかつひめのかみ(多岐都比売たきつひめ

兄:都味歯八重事代主神つみはやえことしろぬしのかみ


古事記に見える似た神

シタテルヒメ:又の名を高比売たかひめ

神様属性

地属性

シタテルヒメもタカテルヒメもオオクニヌシの娘と考えられ、出雲の国を治めていた国津神ということから地属性であると考えられる

タカテルヒメにまつわる神話

多くの伝承や神社の御祭神由緒にタカテルヒメとシタテルヒメを混同した記載があるのは、古事記でシタテルヒメを「タカヒメ」と別称で呼んでいるためであると考えられる。


また、奈良時代に編纂された古事記にはシタテルヒメ=タカヒメと書かれ、後の世に書かれ氏族の伝承をまとめた先代旧事本紀(904年頃と推定)、または大神神社の大神分身類社鈔(1265年)にその存在が見える。


奈良県の葛木御歳神社に祀られ、御歳の神という性格が伺える。それを元に考察すると、出雲大社摂社の三歳社の祭神もよく見ると高比売とあり、御祭神も葛木御歳神社と同じ。これはつまり、

高比売=タカテルヒメ≠シタテルヒメ

であり二柱の女神は別神と考えることができる。出雲には祭神が高比売となっている神社があるが、これは本来タカテルヒメを祀った神社ではないかとも考えられる。

タカテルヒメ関連スポット

※後日記事を書き直すかも?

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