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【建国記念の日】日本はどうやって建国されたのか?建国記念日ではないので注意?

毎年2月11日は建国記念の日と呼び、日本は国民の祝日となっています。読んで字のごとく、「日本の建国を祝う日」なのですが、日本の建国はどうやって成立したのでしょうか?

意外と知らない建国記念の日について解説致します!

建国記念の日とは何の日?

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何をもって国が成立したとみるのか。それは国によって様々です。日本の場合は天皇陛下が即位された日をもって建国と定義しています。

つまり初代 神武天皇(じんむてんのう)が即位された日をもって日本建国と定義しています。

神武天皇が即位された日は西暦でいうところの紀元前660年のこと。

旧暦では皇紀元年1月1日となります。

明治時代にの西洋歴が採用された際、西洋歴で計算された結果、2月11日に決定されました。日本の歴史の皇紀元年(こうきがんねん)にあたり、紀元節(きげんせつ)とも呼ばれます。

神武天皇がどんな人だったのかというと、古事記では137歳まで生きた、日本書紀では127歳まで生きたとされています。神代から人代に変わる時期ですので、この年齢についての真偽は議論が難しいところです。

令和の時代、今上天皇きんじょうてんのう(今の天皇陛下という意味)で第126代目。

随分と昔の天皇即位を現代でも祝日として定めているのが日本なのです。まさに私たちは神話の中で暮らしていると言えます。

建国記念日ではない?

旧暦1月1日というのは立春の日。2023年は1月22日が旧暦1月1日です。

建国記念の日は建国した当日を指すわけではないので、建国記念日とは呼ばないのです。西暦と旧暦は数え方が違いますので、毎年ズレが生じてしまいます。そこで西洋暦を採用した明治政府は2月11日にお祝いする事にしようと決めたわけです。

しかしその後日本は戦争に負けます。GHQは天皇に関わる祝日をことごとく改ざんしてしまいました。紀元をお祝いしていた(初代天皇即位をお祝いしていた)祝日は、廃止させられました。しかし戦後からしばらくたった1966年(昭和41年)に法整備で復活。国民の休日となりました。

日本はどうやって建国されたのか?

他国の建国の歴史は戦いの歴史といってもいいでしょう。国を支配していた勢力を滅ぼし、革命が成立した日をもって建国とする国もあります。

日本の建国は少し違います。

現代日本の王朝を大和王朝とするならば、その建国以前は出雲王朝がありました。よくある建国のストーリーならば、大和王朝が出雲王朝を武力で滅ぼしたという事になるのでしょうが、
他国の方が耳を疑うストーリーが日本建国にはあるのです!

それが国譲りです。

大事に治めてきた王朝を、次の統治者に話し合いで持って譲る。

こんな事は日本人以外には成しえない事なのです。

そこには自分のエゴを捨てた、国民への深い愛情があります。

こんな大きな決断をなさった大国主命とその御子たちはどんな心境だったのでしょうか?

私たちは戦争という手段以外に話し合いという外交手段、そして共存共栄という価値観を持っています。

これは世界中から尊敬される価値観なのです!

国譲りについて詳しくはこちら

日本は世界最古の王朝

日本人自身があまり知らないと言いますか、忘れているようですが、建国から1番長く国が続いているのは日本なのです。
世界で一番長く続いている国は日本なのです

現代では西暦を採用したために分かりづらくなりましたが、2月11日の建国記念の日を境にカウントします。


2023年2月11日に日本は建国2683年目となります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください

まとめ

建国記念の日は建国した当日を指すわけではないので、建国記念日とは呼ばないのです。日本の建国の日とは初代天皇が即位した日の事です。そして建国記念の日とは初代天皇、神武天皇の即位をお祝いするものです。他国との建国の歴史の違いを理解し、また日本が世界最古の国であるという自覚を持って、日本人らしい振る舞いをしていきましょうね。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

皆さまに良いご縁が結ばれますように!

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