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ミホススミ|御穂須須美命

かわち@kamo_tomi_miyae

ミホススミ

出雲国風土記:御穂須須美命

ミホススミの特徴

出雲・新潟・長野・群馬に祀られる有名な神だったが、書物では出雲国風土記にしか登場しない

ミホススミの御神徳・御利益

豊漁の神・航海安全・水神・五穀豊穣

ミホススミの系譜

母:奴奈宜波比売命ぬなかわひめのみこと(出雲国風土記)
父:天下所造大神あめのしたつくらししおおかみ(出雲国風土記)
弟:建御名方神たけみなかたのかみ(糸魚川地方伝承)
祖父:俾都久辰為命
曾祖父:意支都久辰為命

ミホススミにまつわる神話

美保関の地名由来神

出雲国風土記に「ミホススミが鎮座するから美保という」とあり、地名由来神であることが分かるが、登場するのはこの一文のみ。しかし美保神社には祀られておらず、境外末社の地主社に祀られている。そして出雲地方ではここにしか祀られていないという謎。

さらに謎を深めるのが母神のふるさとである新潟県には13社祀られており、美保関から糸魚川に至る中継地点の珠洲市にも1社、弟神が統治していた長野県には5社、関係性が分からない群馬・埼玉に9社祀られている様です。

これだけ広域に祀られているのはミホススミがありがたい神様として、信仰が伝播していったと考えるのが自然でしょう。くにびき神話においても、美保関は「高志こし都都つつ三埼みさきから引き寄せてつなげた」と書かれており、これは現代でいうところの石川県珠洲市だと考えられています。このことから松江市美保関町と石川県珠洲市は姉妹都市となりました。

水神・海洋神としての信仰

古事記にはヌナカワヒメの祖父をオキツクシイ、父をヘツクシイと記述しています。糸魚川市と珠洲市の間には奥津比咩神社おきつひめじんじゃ辺津比咩神社へつひめじんじゃがあり、つまり船を出すときの辺津(陸地側)と沖合(奥津)の安全を祈願していたことが伺えます。広域に渡って祀られていたミホススミは次第に航海神としての御神格を得たのでしょう。これは福岡の宗像大社むなかたたいしゃの信仰と近いものを感じます。

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