1. HOME
  2. ブログ
  3. 出雲大社の神在祭での作法まとめ

出雲大社の神在祭での作法まとめ

旧暦10月10月(11月17日)の夜、出雲に到着された八百万の神は出雲大社の十九社にお泊りになります。

これから7日間滞在され、ご滞在中は神在祭が連日行われます。

f:id:kunato38:20181118122900j:image

ご滞在中の十九社は扉が開け放たれ、御神体は見えませんが絹の帳の向こうに神在を感じることが出来ます。

そんな神在祭にあやかろうと全国からたくさんの人がいらっしゃいます。

あまりに人が多いため、気をつけるべきことをまとめておきますね。

神在祭とは!?

お集まりになった八百万の神をおもてなしするお祭りです。

朝8時頃から十九社には神饌が捧げられ、神職の方は非常に忙しくお勤めです。

神饌とは海の幸、川の幸、山の幸、お酒、野菜です。

十九社とは神様がお泊りになる、ホテルのようなお社です。

ルームサービスがモーニングを部屋まで運ぶイメージでしょう。

やってはいけないこと

1.撮影禁止

神事全般に言えることですが、写真撮影は禁止です。

神事が行われていないお社を撮影する事も、神職の方からするとあまり歓迎されてはいないです。

私の場合は、必ずお参りをしてから撮影するようにしています。

お参りも済ませていない、神様にご挨拶が出来ていない状態で撮影して回るのは失礼に当たります。

ちなみに参道を撮るときは、帰りの道中で撮影するようにしています。

また、出雲大社の御本殿は特に撮影に対して厳しいです。

ご縁を結ぶためにお越しになったならば、失礼のないように振る舞い、神様のお怒りを買わないようにしましょう。

2.お賽銭禁止

お賽銭箱があるのに、自分勝手な場所にお賽銭を置く方が多くいらっしゃいます。

神職の方はただでさえ忙しいこの期間。

御本殿の中や、十九社の階段など、様々な場所に5円が置かれています。

1人がやるとたくさんな人が「それでお願い事が叶うなら、やってみよう」となります。

神職の方がそのお金を回収することは困難です。

皆様がそれぞれの想いを込めて置かれたお賽銭と知ればこそ、目の前で注意したり、そのお金を回収したらどんな気持ちになるでしょうか?

神職の方はそんな風にお考えになると、いつどうやって片付けたら良いのかお困りになるはずです。

すごくシンプルな話ですが、

お賽銭はお賽銭箱に!

ちなみにお賽銭の額も、5円が決まりではありませんのでご注文ください。

やったほうがいいこと

1.十九社の全てのお社にお参りする

神在祭の期間中はお集まりになった八百万の神様にご挨拶するチャンスです。

つまり、普段は会えない地域の神様が一堂にお揃いです。

f:id:kunato38:20181118125857j:image

東の十九の扉、西の十九の扉それぞれにお参りをして、可能な限り普段の平穏無事を感謝しましょう。

f:id:kunato38:20181118130345j:image

普段はこのように扉が閉まっています。

神在祭の期間中に出来る限り多くの神様とご縁が結ばれますように。

2.上の宮にお参りする

八百万の神様が会議をする場所、上の宮にお参りしましょう。

f:id:kunato38:20181118133111j:image

くれぐれも会議の議題に上げてもらおうとして、強引なお願いをしないようにご注意くださいね。

また、このお社は民家に囲まれた位置にありますので、近隣の住民の方に失礼のない様にお気をつけてください。

参拝におススメの時間帯は!?

神在祭の期間中は連日すごい賑わいです。

ズバリ!朝7時くらいには到着している方が良いです。

この時間を過ぎるとどうなるかというと。。

朝8時には駐車場が満車!!

朝10時くらいになると、観光バスが何台も押し寄せ、立ち往生し大渋滞!!

大社の駐車場まで行くのを諦めたバスは途中で乗客を降ろして歩かせています。

出雲大社の境内に入っても、十九社や御本殿は特にですが、長蛇の列!!

お参りするまで30分以上並ぶ事になります。

お守りや御朱印はさらにさらに長蛇の列!!

ぜひお早めにお参りになって、その後のご予定をスムーズにお過ごしくださいね。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

皆様に良いご縁が結ばれますように!

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

初めての日本神話にオススメの本

神社に興味があるのに!
神社の御由緒書きを読んでも内容が分からない!

パワースポットとか大好きなのに
ネット検索するしか調べる術がない…

日本文化をもっと詳しく知りたい
と思ったら、神話にルーツがありそうだと分かった…

などと悩んでいる方!実は僕もそうだったんです!これからご紹介する本を読めば、神社に行くのがもっと楽しくなって、日本文化のルーツが分かります!

でも神話って読みにくい・・・そんな最初のハードルを越えやすい優秀な書籍です。
僕は今でも片手に読みながらブログを書いています。時には神社参拝に持っていく事も!
神社のいろはを勉強するならまずは読んで欲しい。。そんなお勧めの書籍たちをご紹介します!


古事記の入門書

皇室の旧宮家である、竹田恒泰先生の書籍。古事記には非常にたくさんの神様が出てきて、全部覚えようとすると挫折します。。実は古事記って再び登場する神はほとんどないんです。 この本は覚えた方がいい神様とそうではない神様を見分ける目印がついているというスグレモノ! さらに皇室側の視点で見た読解がすごく面白い!そして丁寧な解説!初めて古事記を読むなら、この本が絶対おすすめ!


日本書紀の入門書

神話や和歌が少ない日本書紀は、読み進めるのがつまらなくなりがち。だって日本書紀って年表を読んでいるような気になる記述なんです。 でもこの本なら漫画表記と文字表記がペアになっているという画期的な工夫がなされています! 文字だけ読みたい人にも、漫画だけ読みたい人にも一冊で対応可能!しかも、どっちを読んでもある程度内容がつかめてしまうという・・・初めて日本書紀読むなら絶対これ!


超高速で理解する古事記

note
超高速で理解する古事記|note

神様の名前を読む自信が無い!
神話を読む自信が無い!
そもそも本を1冊全部読めた試しがない!
だいたいどんな話なのか分かれば十分という方!
これなら超高速で古事記を理解し、10分あれば古事記の概要を理解し、天皇や神社について大雑把に理解できます。
時間のない方にもおすすめです!
読んでみる

神社参拝に便利な御朱印帳


出雲の神社を歩くなら!
御朱印帳を持参して思い出を残しましょう!
コロナ禍でも、神社参拝ならソーシャルディスタンスを保ってひっそりと楽しめる!日本人ならではの旅行を楽しみましょう!