ウムカヒメ|蛤貝比売・宇武加比賣命・秋鹿日女命
ウムカヒメ
古事記:蛤貝比売
出雲風土記:宇武賀比売命
神社由緒:秋鹿日女命
ウムカヒメの特徴
蘇生の神・蛤の化身・鶯の化身
ウムカヒメの御神徳・御利益
病気平癒・五穀豊穣
ウムカヒメの系譜
父:神魂
母:不明
姉妹:
夫:不明
子:不明
ウムカヒメにまつわる神話
オオクニヌシの命を助けた
古事記では蛤貝比売という蛤貝の化身する神の名前で登場。兄である八十神に命を狙われたオオクニヌシは、だまし討ちに合って焼石をぶつけられて命を落としてしまう。そこへカミムスビが遣わせたキサガイヒメが赤貝の殻を粉末にし、ウムガイヒメが蛤の白い汁で溶いた乳汁を塗ると、オオクニヌシの火傷は治り蘇生した。この神話から、ウムカヒメには病気平癒の御神徳があると考えられます。
秋鹿の民の守り神
宍道湖北側の松江市秋鹿地区には秋鹿神社がある。秋鹿とは収穫の秋に活動する鹿であり、豊作の象徴。ウムカヒメはこの秋鹿神社の由緒の中で「秋鹿比売」と呼ばれており、秋鹿一群を開拓した部族の守り神であるとしている。秋鹿神社周辺の神社には、ウムカヒメの同族(カミムスビの御子たち)を祀る神社が点在している。
鶯となって降臨した神
秋鹿地区から北東に向かった場所には法吉神社がある。この神社の周辺は鶯谷と呼ばれ、ウムカヒメが鶯となって降臨し、最期を迎えたという言い伝えがある。法吉神社の北にはウムカヒメの陵墓とされる古墳がある。
神様属性
水属性
蛤の化身であり、浄化と生命力を担う神様であるため、水属性の神様と考えられます
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