【天皇譲位】日本人なら絶対に知っておくべき天皇のこと。
今上天皇のご退位が半年先の2019年5月に迫ってきました。今現在40代前後の方は子供の頃に昭和天皇退位と元号の変更を経験しているでしょう。
天皇について詳しいことは分からないという人でも、天皇の存在を知らない人はいないはずです。
しかし、今の子供達は天皇の存在を知っているでしょうか?テレビや新聞を見る人が少なくなり、動画チャンネルで自分の好きなものだけを見る時代になりました。10代~20代の若者はその7割近くが「天皇には興味ない」とアンケートに答えている始末。。
私たち大人が子供たちに「日本の文化」や「日本の成り立ち」を伝える事が出来ているでしょうか?
また、これから東京オリンピックを控え、外国の方がたくさん日本を訪れますが「日本について教えて欲しい」と言われた時にこうなるはずです。
何を話せばいいのだろう?
ここでは日本がどうやって国を作り、天皇がどのような役割を担ってきたのかを解説してみますね。
日本の成り立ち
日本は2019年現在 建国2679年目です。
世界で最も長い歴史を持つ国です。世界中の国の人々が日本の伝統文化に興味を持っています。
建国年についてはこちらの記事に詳しく書きました
しかし日本人のほとんどは日本建国について学んでいません。他国と違って建国当時の話は古事記という神話に書かれているからです。
史実がどうだったかなど、確かめようもない昔から我が国は存在していたのです。
神話から現在まで王家の血筋が続いているなど、もはや奇跡と言っていいでしょう。
天皇のルーツ
このように日本建国は古事記に記載されているストーリーに則っています。
神武天皇の先祖は天照大御神ですから、天皇は天照大御神の子孫という事になります。
古事記は神世の時代から国譲り、神と人の時代、そして人の時代へと流れていく様が描かれています。
私たち日本人は多かれ少なかれ天皇家の血が混じっています。ですから私たち日本人の祖先は天皇家と同じく天照大御神です。
ですから天照大御神は日本人の総氏神様とも言います。
さらに天照大御神の親神は伊奘諾(いざなぎ)と伊弉冊(いざなみ)です。伊奘諾と伊弉冊は天照大御神だけでなく、八百万の神を生み出しました。
つまり、祖先をたどれば私たちと神様はみな親戚関係にあるのです。神様は私たちと縁遠いところにあるのではなく、すぐそばにいるのです。
あ、宗教の勧誘じゃありませんので(笑
神様も天皇も私たち日本人の真ん中にいる、ピラミッド階層の頂点に君臨するのではなく、輪の真ん中にいるのだと解釈すると良いでしょう。
天皇とは何か〜国体と政体〜
海外では、政権が変わるという事は国名が変わるという事と直結します。
そうなると政治だけでなく文化も、住んでいる民族も大きく変わってしまいます。
日本も建国間もないころは天皇というポジションを狙ってクーデターや兄弟間の争いなどがあったのでしょう。義務教育ではこういうネガティブな事件だけを教えるという、徹底的な皇族を貶めるための行為が行われました。
また、医療もまだまだ不十分な為、突然国のリーダーが病死してしまうリスクもありました。
国を代表する君主が突然いなくなってしまうと、国はどうなるでしょうか?空いたポジションを狙ってつまらない争いが起きてしまいますよね。
日本人がこうした争いを避けるために選んだ方法は国体と政体を分けるという方法でした。
つまり国体とは祭祀王、政体とは統治王です。
祭祀王が天皇家、統治王とは後の武家社会、そして現代の政府へとつながっていきます。
これによって
政治が倒れても国は倒れない
という素晴らしいシステムが出来上がったのでした。
日本の天皇という制度はこうした国が亡びるリスクを回避する最良の方法なのです。
天皇の職務とは
天皇陛下の職務は大きく分けると2つに分類できます。
1つは日本国憲法に規程された職務、いわゆる国事行為。
もう一つは祈る事です。
祈るだけというとピンとこないと思いますが、祈りの力をなめてはいけません。
今までどんなことをしても静まらなかった硫黄島の戦死者の霊が、天皇陛下の慰霊訪問によってピタッと治まったと言われています。
この天皇陛下の職務についてはまた別の記事に書きますね。
今日は此処まで。最後まで読んでくださってありがとうございます!
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