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お賽銭はいくら入れるべき?神社参拝で勘違いされている基本的マナー

神社のお賽銭(さいせん)は「いくら入れるべきなの?」

神様にお願いしたい事があるときほど悩んでしまいますよね。悩んだ結果、5円に落ち着くという感じでしょうか?これ、やり方として合っているのでしょうか?

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何円入れたら神様はお願い事を聞いてくれるのでしょうか?というか、そもそもお金次第で聞いてくれなかったりするのでしょうか?

そんな誰しもが抱いている疑問。実はちゃんと答えてくれる人がいなかったりしますよね。結局のところ慣習ですので信じたいものを信じれば良いのです。

ここでは私なりの見解を書いておきますので、皆様のご参考になれば幸いです。

そもそもお賽銭とは何?

お賽銭とは元々はお金ではなかったのです。

神様に感謝を届ける為に作られたのが神社であり、昔でいう感謝とは自然からいただいた恵み、つまり「農作物・海産物」などの食料でした。

その中でも保存ができる画期的な食糧といえば「お米」であり、お米とはすなわち「命」そのものと言っていいほど大事なものだったのです。

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そんな大事なお米を「おひねり」として神社に奉納する。

これがお賽銭の原型となりました。

その後、社会は高度化し物々交換の時代から貨幣経済へとシフト。モノをカネで買う時代となりました。現在ではお米だけで人は動かず、お金を奉納する事が感謝のしるしとなってしまいました。実際に、神社の社殿を維持していくのもお金が必要な時代ですものね。。

古事記によるとお米とは天照大御神の孫(瓊瓊杵尊)が地上にもたらした有難い食糧と伝わっています。縄文時代は狩猟と採取の文化でしたから、米も食べていたかもしれませんが、「自生していた米」のはずです。きちんと栽培するという農業生産物としての米は弥生時代以降の事です。

弥生時代に人間の努力によって米を生産し備蓄できるようになると、貧富の差が生まれ争いが起こります。古事記はこうして米は神が与えたものと説明する事で争いをやめようと説いているのでしょう。

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米を生産するには字のごとく八十八の苦労があると言われます。雨や風や虫害に耐え、ようやく収穫できた米はまさに感謝するしかありません。その感謝を神社にお届けする。それがお賽銭の原型なのです。

 

 

お賽銭の入れ方

ここまでお読みいただいた方ならお分かりでしょう。

いますよねこういうフォームで賽銭箱に入れるひと。

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願いが叶うと思います!?

これは大げさでも何でもなく、無意識にやっておられる方が本当におられるんです。日本人として大変恥ずかしく、悲しくなります。

あくまでも神社は感謝を届ける場所という事を知っていて欲しいものです。

お賽銭は丁寧にそっと入れましょうね。

 

 

で、結局お賽銭はいくら入れるべき?

現代の日本人が合言葉にしている「お賽銭は5円」というのは何でしょうか?

結局は自分勝手にご利益を求めている「語呂合わせ」だと言えます。

5円=ご縁

 

この考え方、私は反対です。

 

昔の貨幣価値であれば5円は相当なものだったかもしれませんが、現代の日本では5円で買えるものは殆どありません。

 

皆様は5円を受け取った時に嬉しいですか!?

この考え方が原因で、日本人は特に大道芸を見ても、ストリートミュージシャンを見ても同じ反応をしてしまいます。

一生懸命やっている人に「チップは5円くらいでいいや」という感覚なのです。こういう考え方を子供に教えていって、素晴らしい職人やプレーヤーが育つでしょうか!?

神社にご利益だけを求めに行く考え方が感謝を忘れさせ、お賽銭の意味を忘れさせたのだと思います。ぜひこの記事を読んでいただいた方は、ご自身のお賽銭の額を見直してみてください。

私は最低限100円と決めています。御朱印に300円、おみくじに100円という感じで使いますので、神社一軒当たり500円~1000円使っている感じでしょう。この基準は神社の関係者の方が最低限何かに使える額という感覚です。

 

普段のお賽銭や玉串料の不足が遷宮を不可能にし、また氏子の寄付金に負担をかけていきます。せめてご自身の氏神様には最低限使えるお金を奉納しましょう。

 

 

まとめ

  1. お賽銭は元々はお米だった
  2. お賽銭の額は感謝の伝わる額にしましょう

いかがでしょうか?神社って結局は「感謝」からできたものですので、どんな切り口でお話ししても結局この話になりますね。

神社への理解を深めて、いい運気を授かりましょう!

皆様に良いご縁が結ばれますように!

 

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