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日本は建国何年目!?世界最古の王朝は意外にもあの国!

日本は建国何年目ですか?
アラフォーになった僕の同級生でも、下手すると50代の先輩方でも答えられない人が多すぎます。

外国人が日本に来た時に・・・

「わー日本て素晴らしい国だね!まったくエキサイティングだよ。」
「ところで日本は建国何年目なんだい?」

答えられますか!?

あなたのお子さんが、テレビで天皇陛下を見たときなどに・・・

「ねぇねぇお父さん(お母さん)!」

「日本の天皇家ってどれくらい長く続いているの!?」

答えられますか!?

すごくシンプルな質問なのに答えられない日本人。でも実はものすごい歴史があるのです。そして、なぜ日本人はこんなシンプルな質問に答えられなくなったのか、それにも理由があったのです!

日本は建国何年目!?

日本は2023年2月11日現在 建国2683年目です。

我々日本人は明治時代以降、西暦を使うようになりました。それ以前は皇紀こうきです。つまり、今でいうところの「和暦」ですね。

この建国年数はずばり初代天皇が即位した時からを数えています。今上天皇きんじょうてんのう陛下は第126代目、初代天皇陛下は神武天皇じんむてんのうです。

ちなみに天皇陛下の呼び名を「明治天皇」「昭和天皇」などとお呼びするのは崩御ほうぎょ、つまりお亡くなりになってからです。これらの呼び名はおくり名なのです。

 和暦はなぜ使わなくなった!?

それはずばり戦争に負けたからでしょう。歴史を忘れる為の教育制度が決められ、古事記を読む日本人は激減しました。

そして経済も暦も都市計画も、何もかも欧米基準に変えられてしまいました。

こうなった今、日本の建国はいつだったのか!?どのように建国がなされたのかを知る日本人は少なくなってしまいました。

戦後70年を過ぎ、今では日本がアメリカと戦争をしたことさえ知らない子供たちが欧米のトレンドを追いかけています。

日本に生まれ、日本で育ったのに、日本の事を知らない。建国を成し遂げた祖先の事を知らないというのは、自分のルーツを失ったも同然です。

ここで少し日本人として、我が国の事を子供たちに、または外国の人たちに説明できるように勉強してみませんか!?

日本は世界最古の国家

今でも皇室では初代天皇に対するお祀りごとが行われていますので、神話の時代の天皇が「存在した」事を疑う余地はありません。

我が国日本は世界で一番永く続いている国なのです。ギネスにも載っています。

中国はどうでしょうか?

三千年とも四千年とも言われますが、政権を取る民族は入れ替わりが激しく、現在の中国を支配している漢民族はせいぜい70年の歴史です。

世界第二位の長寿国家はデンマークで1000年です。
イギリスは950年程度、アメリカは240年程度です。

古事記・日本書紀が示す日本建国

我が国の公式ストーリーは「古事記・日本書紀」です。史実かどうかは関係ありません。

日本建国は古事記と日本書紀が裏付けています。
それ以前は出雲に国家がありました。年表に起こすとこんな感じです。

  1. 紀元前200世紀:旧石器時代
  2. 紀元前130世紀〜紀元前7世紀:縄文時代~出雲王朝時代~国譲り
  3. 紀元前660年:初代神武天皇が即位
  4. 紀元前5世紀〜紀元後3世紀頃:弥生時代

神武天皇が奈良の橿原で即位した紀元前660年を建国の年としています。つまり日本の建国年数は西暦+660年をすれば算出できるのです。

古事記はまだ文字がなかった時代の事を書き記した、日本最古の書です。そして古事記・日本書紀は日本政府の公式見解を示した、日本初の正史なのです。ここに記されたものが史実であるかは重要ではなく、古事記・日本書紀をベースとして天皇制度も祝日も神社も存在しているのです。
(ご参考)2月11日の建国記念の日は神武天皇即位をお祝いします

日本建国と出雲王国

今から2万年前くらいに日本には人間が住んでいた形跡が見つかっています。そして1万5千年くらい前には縄文土器を使っていたという事が発掘によって明らかになっています。

出雲の国がどれくらいの期間「国家」を維持していたのかは詳細に分かる資料はありませんが、出雲の古い伝承を信じるならば紀元前15世紀くらいには、出雲族は日本に住んでいたと言われています。
他国の建国の歴史を振り返ると、必ず侵略や植民地化があり、他国において建国とはすなわち「略奪と支配」という事を表しています。

そしてその国家は短命に終わっています。多くの国が200~300年程度でことごとく滅びているのです。

ところが我が国の建国はどうでしょうか!?

古事記によると出雲王国を統治していた大国主命は天照大御神から国を譲るように言われると、武力で応戦することなく国譲りを決断します。

また、天照大御神も戦に秀でた武神「武御雷(たけみかづち)」を派遣しましたが、その武御雷は武力を使わず「説得」をしています。
我が国は「話し合い」によって成立したのです。

そしてこんな神話は世界中探してもありません。

これが私たち日本人の誇りとすべき価値観なのです。

日本がこれだけ永く続いてきた理由はなんでしょうか?これだけ永く続いてきた国の国民が、日本の伝統文化や神話や神社の事を忘れてしまっていいのでしょうか!?

他国の首脳や有名人がなぜ日本を訪れるのか?その理由が分かって来ましたでしょうか!?

世界の国々が「先人の知恵」として期待している「日本人的な価値観」を、どうか失わずにいたいものです。

そして、日本人として恥ずかしくない生き方をし、子供たちが「日本に生まれて良かった」と思える社会にしていきたいですね。

世界に誇れる日本のこと

この記事を読んでいただいた方は、日本ってどんな国だっけ?という事を知りたいんですよね?

もしかしてお子さんに教えてあげるための準備作業だったりしますか?もしくは外国の方に説明するためだったり、自分のルーツを探していたり。そんな状況でしょうか?

すごく共感します!

そんなあなたのために、僕が調べた「世界に誇れる日本のこと」をご紹介しますね!

日本語ってすごい!

あらゆる国の文化を吸収し、日本流にアレンジしてしまう日本人。その柔軟さは言葉の巧みさに理由があるのです。そしてこの日本語というのは、外国の方にとっては複雑で、日本文化を理解しないと話すことができないのです。
実はこの日本語の難解さが、国を守ってきたのです!しかし新時代に対応していくには少し努力も必要になってきます。

国歌「君が代」ってすごい!

各国の国家と比べて、日本の国歌というのは圧倒的なすごさがあります!建国間もない国、革命によって成立した国などは自分たちの正当性を示す言葉を歌にしています。
しかし、日本は何と世界平和を歌っているのです!!

そしてその歌は、平安時代よりももっと昔から歌われてきた、1,300年以上流行っているヒットソングだったのです!これだけ永く歌われた歌はないのでは・・・

オススメの本

もっと誇れる日本の事を知りたい方はこちらの本がオススメです!学校では教えてくれない、日本の自慢できることがたくさん書かれています。新時代に相応しい、日本人として知っておきたいことを学ぶにはピッタリですよ!

最後まで読んでくださってありがとうございます!

皆様に素敵なご縁が結ばれますように!

  1. 匿名

    素晴らしい記事でした

    • kunato

      ありがとうございます!

  2. もののけ姫

    すみません。
    美しいお話しとしてまとめておられる所、大変申し訳ないのですが、
    我が国は「話し合い」によって成立したわけではありません。
    神話の上では証明するものはないのでわかりませんが。

    西暦800年頃までは、まだ東北以北は大和朝廷に侵されない地域でありました。
    とても豊かな王国が多く点在しており青森の三内丸山遺跡もその一つ。
    金、馬、羽(弓矢に使用)等々、様々な資源が豊富にあったため大陸(中国、ロシア)とも縄文時代より交流がありました。
    桓武天皇の時代は、遷都してから沢山の災難があり焦りから仏閣を作るために金をを多く輩出する東北を我が物にしようとしました。
    その時戦ったのが蝦夷(エミシ)の族長・阿弖流為(アテルイ)がです。
    大和朝廷の資料に出てくるだけで13年間も統率し戦った人物です。
    しかし、大和朝廷のしつこさに多くの人々が死に、田畑が村が山が荒らされることを悔やみ和解を考えました。詳しくは、こちら https://senjp.com/aterui/
    日本は、クーデターが無い唯一の国となっていますが、阿弖流為たちからすれば、大和朝廷が阿弖流為たちにクーデター(https://ganbarustars.info/nandemo/archives/220)を仕掛けたとと私は思います。アメリカの先住民たちがやられたように。
    歴史は、勝者によって塗り替えられ、敗者は悪者にされ抹殺されていく事実を知らなければなりません。
    自分の土地を知る上で、周りにどんなことがあったのかを知ることは、とても大切だと思います。
    神社仏閣大好きなので皇室否定派でも神話否定派でもないです。
    出雲には、まだ行ったことがないので是非行って見たいと思っています。
    水を差すようなことで申し訳ありませんでした。

    • kunato

      コメントありがとうございます!

      日本も色々な戦いの上に成り立った事は史実としてあるでしょうが、史実と神話は別に考える必要があると考えます。
      いかに戦い、いかに勝利したかを教訓として教える国とは違い、いかに和解したかを伝える古事記は史実かどうかは別として、美しいと思っています。
      その立場を出雲人である僕が取ることに、意味を感じてこのような記事にしています。

      もののけ姫様のご意見は古代史好きの僕としては大変興味深く、ぜひ詳しくお聞かせいただきたいところです。水を指すなんてとんでもないです。他の記事にも出雲の歴史を考察していますので、ぜひご覧ください。
      基本的には古事記をベースに考察していますが、史実を無視する意図はございませんので、色んなご意見をお待ちしています。

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