【神等去出】神話の時代から出雲の天気は必ずこうなる!
神有月にお集まりになった八百万の神々は、いよいよ神等去出の最終地点、万九千神社から出立されます。
その出立の日とは、
旧暦10月26日(2018年は12月3日)
この日は毎年、荒れ模様の天気になります。必ずです。
2018年12月3日の天気図
画像引用:Yahoo天気
この日の天気予報
- 3日未明から雨
- 正午~深夜0時まで曇り
- 4日早朝から雨
- 5日から徐々に雨は上がる見込み
万九千神社の神等去出神事の流れ
旧暦10月26日(2018年は12月3日)の夕刻
八百万の神がお泊りになっているお社の扉が叩かれ「お立ち~」と発声します。
そろそろチェックアウトの時間ですよ~
の合図ですね。
旧暦10月26日(2018年は12月3日)の夜
万九千神社内で、直会(なおらい)が行われると言われています。
つまり居酒屋 万九千で打ち上げをして旅を締めくくるのです。
旧暦10月27日(2018年は12月4日)の朝
八百万の神々はそれぞれの国へ出立なさいます。
天気とシンクロする神等去出神事
直前まで荒れ模様だった天気が、
チェックアウトを知らせるコールと共に雨が上がり、直会の間は雨が降らず、出立の時を迎えると荒れ模様となる。
ちょうど晩秋から初冬に移り変わるこの日に、神威を感じる風習があったのでしょう。地元の人は大荒れのこの日には家に閉じこもり、寝床で静かに過ごし神様がお立ちになるのを静かに待ちます。
そしてなぜか、
直会の夜、万九千神社の境内を覗くことは禁忌です。
万九千神社の詳細はこちらをご参照ください
それどころか、外出することも、大騒ぎすることも控えられ、町中が静まり返ることから「お忌み」と呼ばれています。
また、万九千神社の周辺を「神立(かんだち)」と呼びますが、古来より地元の人が神様が旅立っていかれるのを静かに見守ってきたのを表しているのでしょう。
天気図が示す古代出雲王国
出雲の旧家には古代出雲王国の支配領域を示す言い伝えがあります。
大国主命の時代、出雲国は九州から信州まであったと伝わっています。
最後にもう一度天気図をご覧ください。
ちょうど雨雲もそうなっていて、驚きました。。
偶然かもしれませんが。
来年の天気図も注意して観察してみたいと思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
皆様に良いご縁が結ばれますように!
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