【出雲大社の謎】縁結びの会議「神議とは何か!?」神在月の意味とは!?
出雲大社で毎年11月17日~24日の間に行われる定例会議、「神議(かむはかり)」。
人々のご縁を結ぶための会議と言っていますが、神様が集まって五穀豊穣をお祝いして、そして帰っていく。
人々の縁を結ぶ、「縁結び」とはどういうことなのでしょうか。
少し深読みして、私なりに考察してみました。
イベントの内容から考察してみた
五穀豊穣を祝う「新嘗祭(にいなめさい)」がこの期間中に行われるということから考えてみます。
超古代 日本が縄文期だったころは狩猟によって食料を得ていました。
しかし弥生に入って稲作が主流になると、地域によっては豊作の地もあるし、不作の地もあります。それによって貧富の差が生まれ、戦争となります。
大国主様が出雲の国を建国した時代、出雲の国はなんと九州から信州まで広域に及んでいたといいます。
これだけの広い土地を治める力とは何だったのでしょうか!?
私は譲り合いの文化があったのではないかと考えています。つまり、年に一度収穫の時期に集まって豊作の土地の者が、不作の土地の者に分け与える。
そして米からできた新酒をちょっとなめる。だから「にいなめ」祭という。
字の意味から考察してみた
縁結びの結びという字をバラバラにすると・・・
- むす ・・・生す
- ひ ・・・霊
つまり命そのものを表していることがわかります。男女の縁結びだけではなく、人と人の縁結びを表しているんですね。
ちなみにおむすび🍙 は『生す霊』でも『生す日』でもあっています。太陽の恵みでできた米を握ったもので、お米は古代日本では命の象徴でした。
さらに脱線すると、生すというのは国歌「君が代」にも歌われていますね。
君が代も美しい歌なのでぜひ紹介しておきたいのですが、歌詞の意味をご存知でしょうか!?
『君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔の生すまで』
(訳)男性と女性がお互いに必要としあう幸せな時代が 千年も何千年も 苔が生えるくらい 永遠に続きますように
脱線につぐ脱線で、本題を見失ってしまいそう(汗)
出雲大社に神在月にお越しになる際は、この神議と縁結びについて、みなさんも想いを馳せてみてくださいね。
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