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金持神社|金運アップの神様?出雲と吉備の国境にある商売上手な神社!

出雲大社から南東へ113km。島根県と岡山県の県境にそのお社はあります。

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金持と書いて「かもち」と読みます。

この字が「かねもち」とも読める事から、ギャンブルや商売の成功をお願いする為、多くの人がお参りに訪れます。

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ご本殿の裏側には絵馬がいっぱい!

皆さん願掛けしてるんですね。。

金持神社が売出中のご利益

神社の名前にあやかって、「金運アップ」が大売出し中です。

この神社にお参りしたら宝くじが当たった!

この神社にお参りしたらギャンブルに強くなった!

この神社にお参りしたら商売がうまく行った!

などの喜びの声が寄せられています。

財布お祓い

使わなくなったお財布をお祓いし、お焚き上げしていただけます。

お祓いを受けた方には「金の素」という謎の袋をいただけます。

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これは御焚き上げの印とされています、中には恐らく御焚き上げ後の財布の墨と思われるものが入っています。

この封筒を新しい財布に入れておくと金運がアップするのだとか。
このお祓い・御焚き上げは年に4回行われます。

・春の例祭  4月25日
・夏の例祭  7月25日
・秋の例祭 10月25日
・新年の例祭 1月25日

金運グッズ「棚からぼた餅」

神社の売店でしか購入できない縁起物「棚からぼた餅」

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もうあれです。

買ってあげてください。

金持神社のご祭神

  • 天之常立尊(あめのとこたちのみこと)
  • 八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと)
  • 淤美豆奴命(おみずぬのみこと)

八束水臣津努命と淤美豆奴命は同一神と見なされる事が多いです。

くにびき神話で有名な神様です。

【国引き神話】古事記に載らない出雲の国を開拓した神様

 

 

八束水というお名前は出雲風土記に、淤美豆奴というお名前は古事記に見えます。
淤美豆奴命は須佐之男命の子孫であり、大国主命の祖先とされています。

天之常立尊をお祀りする神社は全国でも珍しく、数社しかありません。

天之常立尊は須佐之男命よりも、イザナギ・イザナミの2柱の神よりもずっと前に誕生された神様。

天地開闢(てんちかいびゃく)に関わった神様5柱の中に数えられ、別天津神(ことあまつかみ)と呼ばれます。

まだ地上には神が誕生する前であり、国さえも誕生していない時代。

やっと国土が形成されて海に浮かぶくらげのようになった時に誕生した神と伝わっています。

この神の次に誕生したのは国常立尊(くにのとこたちのみこと)となっていますので、天と地のつながりを象徴する仕事をなさったのでしょう。

イザナギ・イザナミ以前の神々は宇宙創成・地球創生の時代であり、考古学の見地も宇宙科学の見地もまだ追い付いていません。

現段階では旧家の口伝を信じるしかないのが実情。

そしてこの話になると半分以上が都市伝説に聞こえてくるのも残念なところです。

ともあれ、こういった珍しい神様をお祀りしている神社は後世まで残っていって欲しいと願います。

金持神社の御由緒

810年出雲の神官の次男が、伊勢神宮参拝のためこの地を通りかかったところ、
お守りとして身につけていた神前の根付の玉石が急に重くなりました。

そして、この地に宮造りするよう神夢があったので、宮造りしたと伝えられています。

金持郷は、昔、黄金より勝ると言われた「玉鋼」の産地で、原料の真砂鉄が採れる谷を多く所有し、金具の文字で表されているように、鉄(てつ)のことを金(かね)と読んでいた事から、金の採れる谷を多く持つ郷「金持」と呼ばれるようになったと伝えられています。※以上 公式サイト抜粋

出雲から伊勢神宮へ向かう時、丁度この金持神社の前の街道を通ります。

それはこの地で鉄が獲れたから、熱心に街道が整備されたものと見受けられます。
そして鉄の獲れる地域は経済的に潤いますが、一方でに狙われやすくもなります。

奥出雲のたたら製鉄はこのことを象徴する「八岐大蛇神話」があります。

※八岐大蛇神話についてはこちらをご参照ください

この金持の地も例外ではなく、出雲と吉備の戦争の歴史が伝わっています。

その大事な防衛の最前線に出雲の地を開闢した英雄「八束水臣津野命」をお祀りしているのは非常に意味深です。

古事記編纂後の平安時代に「出雲の神官に託宣」が下ったというのは、昔あったお社を復活させよとのお告げにも見えます。

そこでなぜ天之常立尊なのかというのは謎ですが。

天之常立尊は出雲大社のご本殿の中にもお祀りされています。

実はご本殿を正面からお祈りすると、大国主命ではなく天之常立尊他5柱の神を拝んでいる事になるのですが。。

まとめ

金持神社はその御由緒がどうであれ商売上手

お社自体は小さくて、ロケーションも完全に過疎地の山の中であるのに、参拝者が絶えない。

神社の存続のためには「歴史好き」も「ご利益好き」もどちらにも愛される工夫が重要だと考えます。

この神社はまさにダジャレと商売上手が古い御由緒に裏付けられ、上手に時代を生き抜いてきたといえます。

ぜひ一度ご参拝いただき、その雰囲気を感じてみてくださいね。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

皆様に良い金運が結ばれますように!

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