出雲大社の神在祭での作法まとめ
旧暦10月10月(11月17日)の夜、出雲に到着された八百万の神は出雲大社の十九社にお泊りになります。
これから7日間滞在され、ご滞在中は神在祭が連日行われます。
ご滞在中の十九社は扉が開け放たれ、御神体は見えませんが絹の帳の向こうに神在を感じることが出来ます。
そんな神在祭にあやかろうと全国からたくさんの人がいらっしゃいます。
あまりに人が多いため、気をつけるべきことをまとめておきますね。
神在祭とは!?
お集まりになった八百万の神をおもてなしするお祭りです。
朝8時頃から十九社には神饌が捧げられ、神職の方は非常に忙しくお勤めです。
神饌とは海の幸、川の幸、山の幸、お酒、野菜です。
十九社とは神様がお泊りになる、ホテルのようなお社です。
ルームサービスがモーニングを部屋まで運ぶイメージでしょう。
やってはいけないこと
1.撮影禁止
神事全般に言えることですが、写真撮影は禁止です。
神事が行われていないお社を撮影する事も、神職の方からするとあまり歓迎されてはいないです。
私の場合は、必ずお参りをしてから撮影するようにしています。
お参りも済ませていない、神様にご挨拶が出来ていない状態で撮影して回るのは失礼に当たります。
ちなみに参道を撮るときは、帰りの道中で撮影するようにしています。
また、出雲大社の御本殿は特に撮影に対して厳しいです。
ご縁を結ぶためにお越しになったならば、失礼のないように振る舞い、神様のお怒りを買わないようにしましょう。
2.お賽銭禁止
お賽銭箱があるのに、自分勝手な場所にお賽銭を置く方が多くいらっしゃいます。
神職の方はただでさえ忙しいこの期間。
御本殿の中や、十九社の階段など、様々な場所に5円が置かれています。
1人がやるとたくさんな人が「それでお願い事が叶うなら、やってみよう」となります。
神職の方がそのお金を回収することは困難です。
皆様がそれぞれの想いを込めて置かれたお賽銭と知ればこそ、目の前で注意したり、そのお金を回収したらどんな気持ちになるでしょうか?
神職の方はそんな風にお考えになると、いつどうやって片付けたら良いのかお困りになるはずです。
すごくシンプルな話ですが、
お賽銭はお賽銭箱に!
ちなみにお賽銭の額も、5円が決まりではありませんのでご注文ください。
やったほうがいいこと
1.十九社の全てのお社にお参りする
神在祭の期間中はお集まりになった八百万の神様にご挨拶するチャンスです。
つまり、普段は会えない地域の神様が一堂にお揃いです。
東の十九の扉、西の十九の扉それぞれにお参りをして、可能な限り普段の平穏無事を感謝しましょう。
普段はこのように扉が閉まっています。
神在祭の期間中に出来る限り多くの神様とご縁が結ばれますように。
2.上の宮にお参りする
八百万の神様が会議をする場所、上の宮にお参りしましょう。
くれぐれも会議の議題に上げてもらおうとして、強引なお願いをしないようにご注意くださいね。
また、このお社は民家に囲まれた位置にありますので、近隣の住民の方に失礼のない様にお気をつけてください。
参拝におススメの時間帯は!?
神在祭の期間中は連日すごい賑わいです。
ズバリ!朝7時くらいには到着している方が良いです。
この時間を過ぎるとどうなるかというと。。
朝8時には駐車場が満車!!
朝10時くらいになると、観光バスが何台も押し寄せ、立ち往生し大渋滞!!
大社の駐車場まで行くのを諦めたバスは途中で乗客を降ろして歩かせています。
出雲大社の境内に入っても、十九社や御本殿は特にですが、長蛇の列!!
お参りするまで30分以上並ぶ事になります。
お守りや御朱印はさらにさらに長蛇の列!!
ぜひお早めにお参りになって、その後のご予定をスムーズにお過ごしくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
皆様に良いご縁が結ばれますように!
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