姫路神社|百手の神事で有名な八束水の神社
鳥取県気高町八束水にある神社。鳥取にありながら姫路とは!?というのは、このあたりが姫路地区という地名由来のようです。なぜわざわざ訪ねたのかというと、そのお名前に興味があったから。出雲国風土記を読んだことがある方ならピンとくるかもしれませんが、八束水というのは出雲の国を開いた神様のお名前。何か関係があるのかな?という期待で参拝しました。
姫路神社の御祭神
素盞雄尊・大日霎尊・稲田姫尊
事代主尊・保食神
スサノオ夫妻・アマテラス・コトシロヌシ・稲荷神というラインナップ。関係性が見出しにくい御祭神ですね。ご由緒を見てみましょう。期待していたオミヅヌは祀られていないようです。
姫路神社の御由緒
勧請年代は不詳だが、少なくとも奈良時代の771年には古書に記載があるようです。古来より姫路地区の氏神として牛頭天王を祀っていたとのこと。
明治期に稲荷大明神(保食神)を合祀し姫路神社と改称。鳥取県無形民俗文化財指定の「百手の神事」は771年、諸国に疫病が大流行した際に、疫病鎮めの勅令が発せられたことにより始まったとのこと。百手の神事とは、その昔、二本を一手として、計200本の矢を放ち、吉凶を占うようなものだったとのこと。
現代の百手の神事は、宮司が二夜三日の間、だれにも会わずに潔斎し神がかり状態となり、翁の面をかぶり、神木の根元に置いた薦の的を狙って矢を放つ。一年を表す12本の矢を放ち、その年の吉凶を占うのだという。
姫路神社の境内
社殿は流造で千木は男千木、御神紋はよく見えませんでしたが、スサノオの三つ柏紋?のようにも見えました。
荒神社・杵築神社
姫路神社へのアクセス
〒689-0357 鳥取県鳥取市気高町八束水1207
山陰道青谷ICから車で約5分。駐車場はありますが、ちょっと入っていくには勇気がいります。
神社横にある公民館を曲がって行くのですが、公民館横に「駐車禁止」と書いてあるので、ちょっとひるんでしまいます。しかし・・・
入っていくとちゃんと大きい駐車場がありますのでご安心を!
まとめ
期待していた神様には会えなかったものの、こじんまりと大事にされているいい神社を参拝できました。しかし、姫路という地区名もなにかイミシン。オミヅヌの名前を冠したこの地区ですが、他にオミヅヌ由来の神社があるのでしょうか。
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