【恵方巻き】2019年の縁起の良い方角は?節分は本来何の日?
風水や陰陽道に基づく縁起の読み方に「方位」というものがあります。
毎年「恵方巻(えほうまき)」というものを、特定の方位に向かって無言で食べるという事をしますよね?
これは毎年「縁起のいい方角」というものが決まるからです。
縁起の良い方角を【恵方(えほう)】と呼びます。恵方を向いて食べる巻き寿司だから恵方巻き。
そして縁起のいい方角は毎年変わります。
2019年の恵方は?
東北東です!
風水的な理由によって、毎年方角が決定されます。
2019年は東北東が吉という事です。
出雲から東北東といえば美保神社!?
あるいは福井県、石川県、富山県辺りでしょうか!?
船で移動した時代は縁が深かったのですが、陸路か空路が主流となった現代では訪問しにくい土地になりましたねぇ。。
方言も似ていて、親近感があるのに。。
2019年縁起の悪い方角は!?
一方「縁起の悪い方角」というものも存在するのです。
そして縁起の悪い方角は3年ごとに変わるのです!
これを三年塞がりと呼びます。
2018年の縁起の悪い方角は南でした。
2019年の縁起の悪い方角は西です!
この2019年に変わる日というのは旧暦に由来し、立春の日、つまり2019年2月4日なのです。
縁起の悪い方角は2022年2月4日まで続きます。
補足ですが、三年塞がりの期間中でも下記日程だけは縁起の悪い方角が西以外に移動すると言われています。
3月28日(木)~4月1日(月)
4月21日(日)~4月25日(木)
6月8日(土)~6月12日(水)
8月7日(水)
10月21日(月)~10月22日(火)
11月11日(月)~11月15日(金)
風水って意味が分からないですけど、統計に基づいた古の科学ですので甘く見れないところです。
2019年出雲大社にお越しになる際も、出雲よりも東からお越しになる方は縁起のいい日を選んでいただくと良いかもしれません。
節分とは大晦日!?
現代の新暦が使われるまで、日本は旧暦(太陰暦)でした。つまり、月の周期で暦を読んでいたのです。
その旧暦によると2019年の正月は2月5日。
立春にあたります。
この日はちゃんと新月。
旧暦は新月を一日(ついたち)として、十五日後が満月(じゅうごや)、さらに十五日後が三十日(みそか)となり一か月と計算します。
立春の前日は冬の終わりで大晦日となるのです。
節分の日の豆まきと鬼払いは本来、宮中での大晦日祭事だったのです。
暦が変わった事で、大晦日の日が1ヶ月あまり前倒しになりましたが、宮中祭祀は通常通り行われる為に節分は2月に残ったという事でしょう。
日本人にとって本来の正月は節分の時期に訪れるのですね。
恵方巻きの起源
元々は節分だから巻き寿司を食べるとか、無言で食べるとかいう風習はありません。
もちろん宮中で天皇陛下が巻き寿司を無言でお食べになる事が起源という事でもありません。
関西で商売繁盛を願って、願掛けの意味で巻き寿司を丸かじりする風習があったとか。もちろん諸説あるようですが。。
この風習を商売に持ち出したのは小僧寿しとセブンイレブンなんだとか。
キャンペーンで「恵方巻」の名で打ち出し、全国に広まったのです。お寿司を食べる事は日本人ぽいですし、家族でイベントとして恵方巻きを楽しみにするのは素晴らしい事だと思います。
しかし、現代では縁起はそっちのけで注文が無くても大量に作って在庫して、最後には大量処分している事が社会問題となっています。
いま一度「恵方」の本来の意味を理解しつつ、食べ物への感謝を忘れずに旧暦の新年をお迎えしたいですね!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
皆様に良いご縁が結ばれますように!
この記事へのコメントはありません。