1. HOME
  2. ブログ
  3. ヌナカワヒメ|沼河比売・奴奈宜波比売命

ヌナカワヒメ|沼河比売・奴奈宜波比売命

ヌナカワヒメ

古事記:沼河比売
日本書紀:登場しない
出雲国風土記:奴奈宜波比売命

ヌナカワヒメの特徴

恋の歌名人・おあずけ姫

ヌナカワヒメの御利益・御神徳

子宝安産

ヌナカワヒメの系譜

父:俾都久辰為命へつくしいのみこと
母:黒姫命(糸魚川の伝承)
夫:大国主命おおくにぬしのみこと
子:建御名方神たけみなかたのかみ(糸魚川の伝承)
子:御穂須須美命みほすすみのみこと

神様属性

地属性

土着の神という色合いが強い。国津神という解釈から地属性と考えます。

ヌナカワヒメにまつわる神話


オオクニヌシの求婚

出雲からはるばると高志国を訪ねてきたオオクニヌシは、到着するや否や急いでヌナカワヒメに会おうとした。しかし姫はすぐには合わず、恋の歌を投げかけるばかり。そのまま当日は逢うことができず、翌日になってようやく逢ってもらえた。これは当時の男女の初夜の過ごし方を語っているという説もあるが、真相やいかに?

諏訪の大王の母

記紀にも風土記にも書かれてはいないが、糸魚川や諏訪に伝わる伝承にはタケミナカタの母はヌナカワヒメだとされている。出雲風土記ではオオクニヌシとの間に生まれた子はミホススミであったとある。

ヌナカワヒメの最期?

新潟県にある越後国一之宮の天津神社には数々の伝承がある。オオクニヌシはヌナカワヒメを娶るために地元の神と数々の勝負をした。またはヌナカワヒメの容姿は色黒くあまり美しくは無かったので、一旦オオクニヌシと共に能登の国へ渡ったが仲が良くなかったのか、ヌナカワヒメだけ帰ってきたとか。または一人で帰ってきたヌナカワヒメは自害したとか。古事記で描かれている美しい恋物語とは随分方向性の違う伝承が多い。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

初めての日本神話にオススメの本

神社に興味があるのに!
神社の御由緒書きを読んでも内容が分からない!

パワースポットとか大好きなのに
ネット検索するしか調べる術がない…

日本文化をもっと詳しく知りたい
と思ったら、神話にルーツがありそうだと分かった…

などと悩んでいる方!実は僕もそうだったんです!これからご紹介する本を読めば、神社に行くのがもっと楽しくなって、日本文化のルーツが分かります!

でも神話って読みにくい・・・そんな最初のハードルを越えやすい優秀な書籍です。
僕は今でも片手に読みながらブログを書いています。時には神社参拝に持っていく事も!
神社のいろはを勉強するならまずは読んで欲しい。。そんなお勧めの書籍たちをご紹介します!


古事記の入門書

皇室の旧宮家である、竹田恒泰先生の書籍。古事記には非常にたくさんの神様が出てきて、全部覚えようとすると挫折します。。実は古事記って再び登場する神はほとんどないんです。 この本は覚えた方がいい神様とそうではない神様を見分ける目印がついているというスグレモノ! さらに皇室側の視点で見た読解がすごく面白い!そして丁寧な解説!初めて古事記を読むなら、この本が絶対おすすめ!


日本書紀の入門書

神話や和歌が少ない日本書紀は、読み進めるのがつまらなくなりがち。だって日本書紀って年表を読んでいるような気になる記述なんです。 でもこの本なら漫画表記と文字表記がペアになっているという画期的な工夫がなされています! 文字だけ読みたい人にも、漫画だけ読みたい人にも一冊で対応可能!しかも、どっちを読んでもある程度内容がつかめてしまうという・・・初めて日本書紀読むなら絶対これ!


超高速で理解する古事記

note
超高速で理解する古事記|note

神様の名前を読む自信が無い!
神話を読む自信が無い!
そもそも本を1冊全部読めた試しがない!
だいたいどんな話なのか分かれば十分という方!
これなら超高速で古事記を理解し、10分あれば古事記の概要を理解し、天皇や神社について大雑把に理解できます。
時間のない方にもおすすめです!
読んでみる

神社参拝に便利な御朱印帳


出雲の神社を歩くなら!
御朱印帳を持参して思い出を残しましょう!
コロナ禍でも、神社参拝ならソーシャルディスタンスを保ってひっそりと楽しめる!日本人ならではの旅行を楽しみましょう!