【十九社(じゅうくしゃ)】神様が神在月に滞在するホテル!神在月には満室に!?
御本殿の東西両脇に設置された「十九社(じゅうくしゃ)」、謎の長屋造りのお社です。このお社のご祭神は八百万の神。つまり、神在月に全国から集う神々の事。
旧暦10月11日~17日まで縁結びの会議で招集される神様たち。ここにすし詰めのようにお泊りになるわけですね。想像するとちょっと笑えちゃいます。
神在月以外の期間は八百万の神々への遥拝所となっていますので、つまり十九社にご参拝いただければ全国の神々とつながれるわけです。とってもお得ですね。
神在月の十九社
十九社で滞在されている神々は「縁結びの会議」のために出張できている訳で、ここから仕事場(会議室)へご出勤になります。会議室とは、境外摂社「上の宮」ですね。この縁結び会議の期間中(旧暦10月10日~17日)には十九社の扉が開け放たれます。白い布がかけられ、神様がおられるという事が感じられ、神秘的なムードになります。
この神様をお迎えする旧暦10月10日は今の暦では毎年日程が変わってしまいますが、出雲大社では神迎祭が行われます。読んで字のごとく「かみむかえ」、神様をお迎えする神事です。そして、会議が終わると神様をお送りする神等去出祭(からさでさい)が行われます。八百万の神々がご滞在中は「神在祭」となります。出雲大社‘2020年の神在祭は下記の通りです。どうぞお日にちを間違えずにお参りください。
出雲大社の歩き方
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