【出雲のお土産】あご野焼きは出雲でしか通じない合言葉!
「あご」と聞いて、思わず日本酒が飲みたくなるのは出雲の人くらいでしょう。
他県の人は顎がどうした?と思われるかも知れません。
「あご」とは出雲の方言で「トビウオ」の事!
「のやき」とは、いわゆる「ちくわ」の事です!
あご野焼きは出雲の食卓には欠かせない物です。
大人も子供も、思わず手が伸びてしまうソウルフードなのです!!
あご野焼きの特徴
【特徴1】あご野焼きの大きさ
なんと言ってもその大きさ!
一般的なちくわの5倍くらいはあります。
右側が一般的なちくわ、左側二つがあご野焼きです。
何故こんなに大きく作るのか!?
それは恐らく一口あたりの満足度が桁違い!だからでしょう。。
違うかな?
お上品に包丁で切って食べるのも良いですが、丸ごとレンジで温めてから、かじる!!
そしてビールを一気に流し込む!!
これが夏の楽しみ方!
【特徴2】強い香りと濃い味!
表面の焦がし焼いた皮のシャキシャキ食感と、飛魚のモチモチした食感!
そして、出雲の地酒をふんだんに使って練り込まれた生地は、調味料不要のお惣菜!
独特の甘い味は、子供のおやつにはもちろん、お茶請けにも、お酒の肴にも万能な活躍を見せます!
肌寒い季節には、熱燗とあご野焼きで一献。。
これが冬の楽しみ方!
なぜあご野焼きと呼ばれるのか?
山陰の海といえば日本海。
夏の暑い季節に山陰沖を北上する飛魚は、産卵を控え栄養がたっぷり。
その美味しさは顎が落ちるほどと言われた事が名前の由来となったそうです。
また、野焼きについては、
大きなあご野焼きを焼くため、立ち上る煙に遠慮して、屋外で焼いていたことが由来と言われています。
昔から美味しい野焼きを大きな口で頬張って欲しいために、外で職人さんが一生懸命焼いていたんでしょうね。。
本当にありがとう昔の職人さん!
飛魚について
出雲の沖合を飛び回る、謎の魚さん。
大きく開いた胸ビレで
海上50センチくらいの高さを、最大で500m飛べるのだとか。
飛魚の体には無駄な脂肪がなく、とっても筋肉質!
そして内臓が小さいため、釣った後も鮮度が落ちにくく、臭みもありません。
無駄な脂肪がない分、骨が目立ち、食べにくいためすり身にするようになったのでしょう。骨をうまく取り分けられる大人にとっては、お刺身でいただくのも最高!
このお刺身にはぜひ、出雲の「さしみ醤油」を使ってください。
甘みとコクが強い出雲の醤油は刺身のうまさを3倍くらいに格上げしてくれます。
さしみ醤油については別記事を書きたいくらいです。。
飛魚の刺身は夏だけのお楽しみですが、野焼きなら年中食べられます。
ぜひ、出雲のソウルフードをご賞味ください!!
この記事へのコメントはありません。